(*´∀`)カナダへのCFO身柄引き渡し要請に始まり、同盟国に対して5Gのインフラ設備としてhuawei(ファーウェイ)製品の採用見送りを求めるなど、Huawei(ファーウェイ)に対し、これまで真綿で首をしめる様に対応を徐々に強めてきましたアメリカ トランプ政権でございますが、遂に本格的に全力での首締めを始めました。
(*´∀`)大統領の禁輸措置に従う形でGoogle(グーグル)がHuawei(ファーウェイ)への一部の取引を停止したとの報道が出ております。
(*´∀`)Huawei(ファーウェイ)問題のこれまでの経緯が良く分からんという方はコチラの記事から読んでね!
カナダで拘束されているHuawei(ファーウェイ)CFOは身柄引き渡し審理の中止を要請
(*´∀`)Huawei(ファーウェイ)問題の発端となった、Huawei(ファーウェイ)CFOが詐欺の疑いでアメリカ政府の意向でカナダの空港で身柄拘束をされた後、アメリカから身柄引き渡し要請を受けていた件について、日本ではあまり積極的に報道されておりませんが、CFO側は身柄引き渡し審理の手続き自体を中止するよう現在要求しております。
(*´∀`)次回の手続きは9月末、審理自体も未だ始まっておらず、引き渡し可否の決定までは長い時間が掛かりそうなので、大きな動きは無しと言うのが現時点での進捗となります。
好調だったコンシューマ市場ではアメリカ政府の禁輸措置で梯子を外される
(*´∀`)昨年から色々と言われていたHuawei(ファーウェイ)ですが、直近のBtoCのコンシューマ市場では絶好調!だった…。
(*´∀`)2019年第1四半期のシェアはApple(アップル)を抜いて世界第2位!
(*´∀`)1位のSamsung(サムスン)の背中も見えていた2019年の春!
(*´∀`)Huawei(ファーウェイ)もインフラ市場は真冬でも、コンシューマ市場ではこの世の春!
(*´∀`)そんな時に繰り出されたトランプ政権からの梯子外し!
(*´∀`)秘技!HUAWEI(ファーウェイ)への禁輸措置発令!
(*´∀`)大統領令として禁輸措置が発令された時点で、Huawei(ファーウェイ)最大の問題として取り沙汰されていたのは、Android(アンドロイド)のサポート問題。
(*´∀`)中国ZTEに禁輸措置が発令された時は、アメリカQualcomm(クアルコム)のチップセットが調達できなくなり、スマホ自体が製造できなくなると大騒ぎしていたけど、Huawei(ファーウェイ)は子会社のHiSilicon(ハイシリコン)が製造する自社チップセットKirin(キリン)を持っているので、スマホの製造自体に関してはアメリカの部品抜きでもなんとかなるんじゃねかと言う雰囲気があり、Google(グーグル)との関係性を今後も維持できるのかと言う点に注目が集まっていた。
(*´∀`)そんな皆の目がGoogle(グーグル)を凝視する中で、当然出てきたGoogle(グーグル)がHuawei(ファーウェイ)へのサポートを中止するんじゃないかと言う話し。
(*´∀`)Android(アンドロイド)自体はオープンソースなのでOSは引き続き利用出来るが、それに付帯するGoogle(グーグル)のサービスの利用が不可能になる。
(*´∀`)具体的には、Playストア経由でのサードパーティ製のアプリダウンロードやGoogle(グーグル)製アプリの利用が出来なくなる。
(*´∀`)この問題を回避するためにはHuawei(ファーウェイ)は独自のアプリストア開設やGoogle(グーグル)製アプリの代替アプリを提供する必要が出てくるけど、アプリの制作会社がHuawei(ファーウェイ)製品利用者のみが使うアプリストアに自社アプリを展開するかと言われると現実的では無く、引き続きAndroid又はAndroidベースのOSを利用し続けたとしても、Google(グーグル)のビジネスモデルから外れる形(Playストアが使えないetc)になると、結局ファーウェイはZTE同様詰む可能性が高い。
(*´∀`)もともと中国国内で展開している端末では、中国政府の意向でPlayストアやGoogle(グーグル)製アプリは提供されていないので、Google(グーグル)のサービスが使えない端末に無理くりPlayストア等を入れる方法が無いわけでは無いけど、それを一般コンシューマに求めるのも無理だしね…。
(*´∀`)一部マスコミはSB(ソフトバンク)傘下のARMやPanasonic(パナソニック)が取引を中止した事で部品調達に懸念と言ってはいるが、それも問題の一部ではあるけどチップセットの製造を担当する台湾TMSCは製造を継続することを表明しており直近で大きな影響が出るとは考えにくいため、一番の問題はGoogle(グーグル)のエコシステムから外れちゃう事なんだよね。
(*´∀`)今の中国はバブルの頃の日本同様、良品を安価に供給できるハードウェア大国ではあるけど、ソフトウェアサービスのコアな部分に関しては他のAndroidのスマホメーカー同様、Google(グーグル)におんぶに抱っこに高い高い状態なので、この部分を1から短期間で作り上げていく事は凄く難しい。
(*´∀`)ちなみに既存の端末に関しては引き続きGoogle(グーグル)のサポートは受けられるとの事なので、既存利用者の直近の影響は軽微かと思われます。
(*´∀`)しんどいのはGoogle(グーグル)のサポート対象外となる可能性がある、今後発売される端末よね。
(*´∀`)例年の販売スケジュールで言うと、次期Mate(メイト)シリーズ、Mate 30(メイト 30)くらいから影響を受ける可能性がある。
今後どうなるのか?
(*´∀`)これはね…。正直分からないよね。
(*´∀`)Huawei(ファーウェイ)問題、Huawei(ファーウェイ)問題と言ってはいるが、もっと大きな米中貿易戦争及び米中ハイテク冷戦に内包された問題のほんの一部でしか無いからね。
(*´∀`)Huawei(ファーウェイ)云々と言うよりは、アメリカ政府と中国政府の関係が今後どうなるのか?で自ずとHuawei(ファーウェイ)の運命も決まる事になるかと思います。
(*´∀`)ただし、米中貿易問題・ハイテク冷戦が長期化すれば長期化するほど、Huawei(ファーウェイ)にとっては都合が悪いし、Huawei(ファーウェイ)製品の利用者には不利益が降り掛かるのだけは間違いない。
(*´∀`)ただし明日から今使っているHuawei(ファーウェイ)製端末が突然使えなくなりますって言うのは無いので、我々利用者は米中関係の成り行きを見守る事しか出来ないかと思われます…。
と考えておりましたが、au・UQmobile(ユーキューモバイル)、SB(ソフトバンク)・Y!mobile(ワイモバイル)が発売予定だったHuawei(ファーウェイ)製スマホの発売を無期延期、docomo(ドコモ)も新規での予約を停止としたとの発表がありましたので、【今から使う人】には影響がありそうな今日此の頃です。
(*´∀`)一般の小売店やMVNOについては一時的に発売を停止いましたが今は再開傾向にあるようです。
(*´∀`)次に大きな動きがあるとすれば6月のG20大阪サミットでの米中首脳会談後になるかと思われます。
(*´∀`)ここで進展も無ければ、Huawei(ファーウェイ)への90日間の輸入規制猶予が切れてHuawei(ファーウェイ)は本当に詰む…。
(*´∀`)本日いじょです。